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2008年5月28日 (水)

素晴らしき日曜日

今日は1947年の日本映画「素晴らしき日曜日」をご紹介。

080527 この映画は先日、衛星放送で観たんですが、すごく感動しましたねー。これ、黒澤明の監督作なんですが、戦後の日本をある若い男女を通して鋭く描いた名作!

物語はある日曜日、デートの約束をした二人が様々な人々や事件に逢いながら、お互いの気持ちをぶつけ確かめ合いながら愛を深めていくというもの。

戦後間もない東京が舞台なんですが、この頃の一般庶民は極貧の時代。デート代も二人合わせて35円(今で言えばもう2桁ぐらい上なんでしょうか?)しかなく、娯楽も動物園、映画館、喫茶店ぐらいしか行けません。

それでも二人は一日を精一杯楽しもうとするのですが、お金が足りないばかりにケンカに巻き込まれたり、落ち込んで卑屈になったりと、場面や状況が次々と変わっていきます。

裕福で綺麗な服を着て幸せそうな子供もいれば、親を失いボロボロの服で街をさまよう子供とも出会う。そんな混乱して生きるのに精一杯な時代の風景を、二人が代弁するかのように語り合います。

特にヒロイン役の女優さんが印象的。今でいえば特に美人でもなく、庶民的な顔立ちなのですが、男性を立てて明るく振舞う姿がけなげですねー。落ち込んだ彼氏をなんとか立ち直らせようと一生懸命。でも思わず自分の気持ちを表に出して泣きじゃくってしまう。男にはグッとくるシーンです。

ラストの野外音楽堂での二人だけのコンサートは感動的!誰もいないはずなのにどこからかオーケストラの演奏が流れてきます。きっとこれは二人だけにしか聴こえない音楽だったのでしょうね。

この映画は、戦後日本の混沌とした風景の中に若い二人の希望が一筋の光のように輝く、とても愛すべき作品だと思います。

曲は堺正章「街の灯り」(1973年)

machi_no_akari.mp3をダウンロード

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